“Love Wife Life”さんのブログのさわり
時々見に行っているブログがあります。若い方ながら、心を大切に生きようとされているその姿勢に、引きつけられて見に行っています。
そのブログに、最近、次のようなことが書かれていました。
『「いつも夫婦で一緒に行動してて飽きないんですか？」という質問をされたので、まじめに回答してみた！』という標題のブログでした。
そこに書かれてある主旨は、下記の通りです。
【先ず、ご主人の思い】：
①一緒にいて楽しい
②ご主人は調べ派、奥さんはお任せ派
③ケンカがない
【次いで、奥さんの思い】：
①かまって欲しがり屋とほっとけない派
②どちらかが怒りそうなときに怒らないようにしている
このように書かれているんですが、何か、おかしいと感じました。答えになっていない、と。質問された方はきっと、納得されていないんじゃないだろうか、と。
質問者の心の声は、こうではないかと推測してみました
【ご主人の】
①一緒にいて楽しい・・・大好きで結婚したのだから当たり前なのに、それを持続できない人が多いんですよね。(私もそうなんです・・・と、質問者も思っておられるのでは？) どうすれば楽しくできるの？
②ご主人は調べ派、奥さんはお任せ派・・・そうでなくても、仲良く楽しく暮らせそうですよね。
二人とも調べ派であったら、僕が調べたらこうだったよ、私が調べたのはこうよ、じゃあ、こういうルートで計画を立てようか？・・・とか。
二人ともお任せ派であったら、行き当たりばったりって、本当に楽しいよね・・・とか。
逆も然りじゃないですか？
僕ばっかりが調べて、君は任せっきりだね、たまには・・・と言う夫婦も世の中には居そうに思いません？ むしろそんなご夫婦が多かったりして。あなた方はどうして上手くかみ合うの？
③ケンカがない・・・これは①と一緒。大好きだったのにいつの間にかケンカばっかり？ どうしてあなた方はケンカがないの？
【奥さんの】
①かまって欲しがり屋とほっとけない派・・・これも上の②と一緒。
どんな“派”であっても“屋”であっても、楽しい同士は楽しいし、嬉しい同士は嬉しいんです。どんな同士でもかみ合わない人は一緒にいることに飽きてしまうのです。どうしてあなた方は飽きないんですか？
②どちらかが怒りそうなときに怒らないようにしている・・・これが出来ない人が殆どなんですよね。どうしたらそうできるんですか？
夫婦関係で悩んでいる人はびっくりするほど多い
○先ず、質問してきた方は、ブログ読者の代表だと思います。夫婦生活の困難を感じている沢山たくさんの方の代表なんです。「飽きないんですか？」の本当の主旨は、「貴方は何故、そんなに楽しく夫婦生活が送れるの？」と聞いてきているんですよ、ね。その回答をしなくっちゃ。
このブログのご夫婦がずっと一緒にいて飽きない、楽しいというのは、先ず根底にお互いが大好きである、結婚したときの思いをずっと持ち続けている、ずっと持ち続けている努力をしているということではないでしょうか？
その努力も、好きな人には努力と思わない、して上げているとは思わない。この人のためにあゝもして上げたい、こうもして上げたい、悦んでいる笑顔が見たいと、むしろさせて貰っているという思いなのではないでしょうか？
世の中のご夫婦は、結婚するまで、若しくは結婚して少しの間は、自分より夫のため、奥さんのためという方向に意識が向いています。でも結婚するまでの何十年間も生きてきた習慣のために、にわか作りの行動は、どんなに好きな人と一緒でも、時間の経過と共にメッキが剥がれてきます。
そうです、自分中心という何十年間もの間、自分の中で大事に大事に育ててきた性格が頭をもたげてくるのです。「そうそう貴方のことばかりに構っていられないわ」と。そうなりますと、どんな素晴らしい人と居ても一緒です。大好きだった旦那様や奥様より、たまには違った人と食事をしてみたいわ、などと思ってしまうのです。
こんな回答（一例ですが）を期待していました
○夫婦は離婚しない限り、何十年も一緒に過ごします。そのご主人、奥様と一緒にいるのが苦痛、若しくは飽きてくる、こんな不幸がどこにあると思われますか？ 自分の一生が苦痛と同居している、飽きと同居している、そんな悲しいことが今の日本の現状なのでしょう。
でも、毎日毎日、一緒にいることが楽しい、嬉しい。20代、30代で結婚して、50代になっても60代になっても、毎日毎日色んな出来事を、それこそ飽きもせずに嬉々として話が出来る夫婦、それこそ理想なんていうことではなく、そうでなければおかしいんじゃないんでしょうか？ その努力をして当たり前じゃないんでしょうか？
このブログの筆者は、「いつも夫婦で一緒に行動してて飽きないんですか？」という質問をされました。その質問は、この筆者のブログのテーマというか、標題が“Love Wife Life”となっていることと無関係ではないと思います。この質問に対する答が、この筆者のブログの中心、大事な大事な最大のテーマではないかという気がします。
このブログの読者は、このテーマにこそ引きつけられて訪れてくれるのではないでしょうか？ この類のテーマにこそ、最大の思いを注ぎ込まなければならないのではないでしょうか？ この質問の回答にこそ、この筆者の真骨頂が見られなければならないのです。心を砕いて答えていただきたいんです。
「真面目に答えてみた」と書かれていますが、それは表面的なこと、読者の意を汲んでいないと言えるのではないでしょうか？
いま見えている夫婦の形(表面)ではなく、その奥にある、その見えている形を、見えないところで支えている心にこそ、焦点を当てていただきたいなと、そしてこのテーマをありとあらゆる切り口で、ブログとして上げていただきたいと思わせていただきました。
質問の方に対しては、一例ですが、例えば下記のように、一例として回答していただけたら、「おー、さすが、“Love Wife Life”さんと思わせていただいたことでしょう。
『飽きないのが普通じゃないのでしょうか？
結婚当初の、あの楽しくて嬉しくて仕方がなかった時期を思い返して下さい。その頃と何が違ってしまったのでしょうか？
ご主人のこと、奥様のことを中心に送っていた毎日が、いつの間にか、自分中心に変わってしまったのではありませんか？ あの頃と今と、自分の心の持ち方の何が違うのか、どこが違うのか、是非、自分の心、思いを振り返って見て下さい。
そして、一生飽きの来ないご主人、奥様を、自分の手に取り戻して下さい。ほんの少し、努力は必要です。でも、その努力というのは、貴方が抱いていた結婚当初の、あの思いに帰れば良いだけなんです。その頃に持っていた思いのままにご主人に、奥様に接すれば良いんです。
離れていったのは、ご主人や奥様ではなく、手を離したのは、貴方だと思いますよ』
“Love Wife Life”さんが、このブログを見て下さるかどうかも分かりませんが、素晴らしいブログと思わせていただいているが故に、書かせていただきました。
出過ぎたまねをしたかもしれません。お気を悪くされましたら、ご容赦下さい。
追記
○（2016-6/9）
○上記投稿をして暫くすると、“Love Wife Life”さんが、上記に対する回答ということではないんですが、このことに関連した素晴らしい投稿をして下さいましたので、今回は是非、見に行って下さいということのために、この追記を書かせていただきました。
ブログのテーマは、『「結婚生活がうまくいくためには？」の回答に多い「思いやり」について。深く考えて出たたった一つの答え』です。
私のこのブログを見て下さる方は人数にして数人なのか、十数人なのかは分かりませんが、今の世の中の夫婦のあり方について正鵠を得た投稿であり、数少ない読者の方々で不調和に悩まれるご夫婦、もっと調和を高めたいと思っておられるご夫婦には、きっと参考になると思われます。