ウイグル人虐殺、強制奴隷労働の中共を非難する私たちに、果たして非難する資格はあるのか?

中国共産党の非道

 昨年辺りから米国トランプ政権が、中国という国ではなく、習近平氏が統括している中国共産党(以後、中共と略すこともあります)こそが悪の元凶であると、中国と中共を明確に区別しだしたようであります。

 その悪の根源は、習近平氏を筆頭とする中国共産党の限りなき欲望にあると言わざるを得ないのでしょうが、世界中が最も非難しているのが、ウイグル人に対する様々な非道極まりない行為と言うことができるでしょう。

 この件に関する日本でのマスコミのニュースは非常に少ないという状況ですが、ネット上には溢れかえっているようです。

 日本の国として、政府としてこの問題に取り組まない姿勢が、マスコミのニュースの少なさに直結しているのかもしれませんが、元々日本のマスコミは中共にお伺いを立てないとニュースにできない体たらくなので、国が指針を示さないからだということだけではないかもしれませんね。

 日本のマスコミにそれを期待するのは間違いなのかもしれませんが、本来のマスコミは、日本という国を正しい道に進めるような、日本国の先導役をするような、そんな立場であるべきではないかと思うのですが、残念ですね。

 もし政治が間違っていたなら、それを糺すのが本来の役目であって欲しいのですが、むしろ逆方向に、日本を貶めるような方向に煽動しているように見えます。

 残念と言うほかありません。否、哀れ、というべきなんでしょうね。

日本の一部の政治家の立場

 マスコミは別として、日本国を背負う政治家の態度はどのようなモノなのでしょうか?

 旗幟を鮮明にしない政府は別として、政権に属する個々の政治家、特に中共をかばう、擁護する姿勢を見せている政治家を取り上げてみましょう。


1.親中共の二階幹事長の態度:

 2021.03.15の記者会見で、「中共によるウイグル族など少数民族への迫害の是正を働きかける考え」を問われ、『私の方から特にそういったことに言及するつもりはありませんが、機会があれば議題にしてもいいと思っている』と、二階幹事長が語ったそうであります。

 多くの人が非難の声を上げているこの人権問題に対して、自民党の幹事長が「特に言うことはない。機会があれば取り上げる』と言う程度のテーマであろうかという意見もネットには飛び交っていたようであります。


2.連立政権の公明党の代表、山口那津男氏の態度:

 2021.03.30の記者会見で、「中共が人権侵害をしているという根拠を日本は持っていないので、制裁はすべきでない。中国が最大の貿易相手国なので、衝突を回避し、対話による解決を図りたい」と、山口那津男氏が述べたそうであります。

 隣家に強盗が入り、不法を働き、近所の人が「あいつが犯人」と名指ししているのに、『私は見ていないから分からない。むしろ、対話で解決を目指したい』と、言っているようなモノ。

 隣家が自分の親戚、家族でも、そう言えるのなら大したものですが、もはや人ではないのだろう、なぜ政権に属しているのだという意見もあるようです。

 もちろん、このような事態を憂えて、ウイグル制裁法案を立案しようとする政治家もおられるようですが、なぜか中共に媚びを売る政治家が要職に就いており、日本の前途は厳しいモノがあり、世界の孤児(戦後、ずっとそうだったという意見もありますが)になってしまうのではないかという意見もあるようですね。

評論家やネットでの反応

 前出のお二方の発言は、どちらもマスコミの質問に対して言った回答なので、幾重にもオブラートで包み、それなりに舌触りの良いものになっているとおもわれますが、政治の世界では、それこそ露骨に、利害損得を餌に主義主張をしているのではないかと推測されます。

 一方、評論家、ネット民、そしてマスコミも、問題が問題だけに、表だって異を唱える人は殆どいないようで、ネット主体の評論家、ネット民は、表立って批難をし、マスコミは消極的に批難をしているように思えます。

 当然、前出のお二方に対しては厳しい批判が向けられており、同調するような、擁護するような主張はほぼ、見受けることができないようでありますが、産業界はこの二人の発言を暗黙の内に支持しているという指摘もあるようです。

 同調する考えを持っておられる方もおられることでしょうが、それを表に出せば批判、批難されることが分かっているので、黙して語らずというところでしょう。

企業に関してはどうでしょうか?

 まず最初に、強制労働で作り出されているという新疆綿を購入して商品を世に送り出しているという企業が多々あるようです。

 2021.03、04月に、これらのメーカーが、新疆綿を採用しないという声明を出す企業が出て参りました。

 スウェーデン発のアパレルメーカー「H&M」、米国のスポーツ用品メーカー「ナイキ」、日本のアパレル「ユニクロ」、スウェーデンの「イケア」、ドイツのスポーツ用品メーカー「アディダス」、等々。

 しかし果たしてそれらのメーカーが、純粋に、強制労働で作り出されているような国の製品を買うべきではないと判断して購入を取りやめたのでしょうか?

 それとも、自国民の批判・批難が原因で、仕方なく取りやめたのでしょうか?

 もし後者であるとしたならば、正しい判断、正しい企業と評価することはできないのかもしれませんね。

 逆に、中国では、これらのメーカーに対する不買運動も起きているようですが、当然、中国共産党の指導の下に行われていると推測されます。

 その結果、「アシックス」「無印良品」「FILA」等の中国法人は、相次いで新疆綿の購入継続を表明したそうであります。

 中でもアシックスの中国法人は、「アシックスは中国の行動に対する一切の中傷やデマへの断固反対を決意する」という表現で、「台湾を中国の不可分の領土とすることや、尖閣諸島を中国の領土とする」中国の立場まで支持する発言を行ったそうであります(後日、この声明は取り消したそうです)。

 心を悪魔に売る、お金のためであれば、その陰でどんなに苦しむ人がいても構わない、そういう企業があるとしても、それもその企業の選択でありましょう。自分で蒔いた種は、いつか自分で刈り取ることになるのでありましょう。

 また、ユニクロは、中国の不買運動に迎合するために、中共製のデジタル通貨に参画すると表明したそうであります。

 風見鶏、コウモリと言うしか無いのでしょう。

新疆綿の購入を続けている企業も、批判・非難の声に押されて、購入継続を断念する企業がこれからも出てくることでしょうが、この判断すらも、断念した方が会社にためになると、お金第一に考えた結果だとしたら、哀れというしかないのかもしれませんね。

 一方、世の逆風を受けながらも、態度を表明しないで、頬被りをしている企業もたくさん有るようであります。日本の大企業もたくさん含まれているようであります。

 風見鶏やコウモリより、もっとたちが悪いのかもしれませんね。

イエス様のお言葉、『罪なき者、この女に石を打て』

 話はちょっと風向きが変わりますが、聖書ヨハネ伝の一節に、イエス様の物語が載っています。

 『イエスはオリーブ山へ行かれた。
 朝早く、再び神殿の境内に入られると、民衆が皆、自分のところにやって来たので、座って教え始められた。
 そこへ、律法学者たちやパリサイ派の人々が、姦通の現場で捕らえられた女を連れて来て、真ん中に立たせ、イエスに言った。
 「先生、この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。ところで、あなたはどうお考えになりますか」
 イエスを試して、(イエスを)訴える口実を得るために、こう言ったのである。
 イエスはかがみ込み、指で地面に何か書き始められた。
 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、イエスは身を起こして言われた。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」
 そしてまた、身をかがめて地面に書き続けられた。
 これを聞いた者は、年長者から始まって、一人また一人と、立ち去ってしまい、イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。
 イエスは、身を起こして言われた。「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。だれもあなたを罪に定めなかったのか」
 女が、「主よ、だれも」と言うと、イエスは言われた。「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もう罪を犯してはならない』

 私たちは、中共のウイグル人に対する残虐な行為に対して、中共を批判、批難しています。

 その中共の強制労働で作られた新疆綿を購入して利益を上げている他国や日本の企業を批難します。

 新疆綿に限らず、強制労働の結果かも知れしれない中国の製品を購入している企業を批難します。

 そのような非道な行為をしている中共の企業と取引している他国の企業、日本の企業を批難します。

 では私たちは果たして、そのような中国の企業と強い関連のある日本の企業の製品を買ったりしていませんでしょうか?

 中国産の安い製品を購入したりしていませんでしょうか? その製品も、ウイグル人の強制労働で生産されたが故に、安価になっているのかもしれません。

 もしそうだとしたら、私たちは、中共の強制労働の後押しを積極的に行っているということになってしまいますね。

私はどうしたのか?

 まず第一番目に目にしたショックは、楽天が中国・テンセント社と提携をすると発表したことです。楽天が通信事業を行っているという理由で、特に問題が大きく取り上げられているようであります。

 私は、クレジットカードは楽天であり、楽天市場を利用し、フリーマーケットのラクマもよく使用しておりました。

 今年に入ってから、楽天カードのランクは最高位のダイヤモンドランクを維持しておりました。

 しかし私は、中共のウイグルでのジェノサイドを初め、諸々の非道な施策を悪と見なす限り、楽天は中共の協力者であるとして、手を切らなければいけないと思いました。

 電気料金を初め、諸々のクレジットカード決済を見直すことにしました。

 楽天市場での買い物をやめることにしました。

 ラクマでの買い物もやめることにしました。

 この時点では、もう一つクレジットカードを持っていましたので、そちらに切り替えればいいと思っていました。

 そのカードは、ヤフーカードでした。

 念のため、ヤフーと中国との関係を調べてみました。

 愕然としました。何とヤフーは、ソフトバンクの連結子会社というか、そもそもソフトバンクが出資して立ち上げた会社であることを知りました。

 ソフトバンクはアリババへの出資を初め、中国企業と多くのつながりを持っており、中共の施策に対する協力者であると位置づけてもおかしくないレベルの企業で、その傘下にいるヤフーとも手を切らなければならないと思いました。

 ヤフーカードを解約しました。

 よく使っていたヤフーオークションを使わないことにしました。

 ヤフーが運営しているフリーマーケット、PayPayフリマもやめることにしました。

 当然、ヤフーショッピングも使わないこととしました。

 スマホでのキャッシュは、PayPayを主に使っていましたが、これも使用しないこととしました。

 二つのクレジットカードを解約したために、クレジットカードを新たに作らなければならないようになりました。

 中国と関係が無いクレジット会社を注意深く見極め、三井住友クレジットカードにすることにしました。

 楽天での自動引き落としをしていたモノは全て、この新しいクレジットカードに変更しました。

 ネットでの買い物は主として、オークションはヤフーオークション、ショッピングではヤフーショッピング、楽天市場、アマゾン、フリーマーケットではメルカリ、ラクマ、PayPayフリマを使っていましたが、アマゾンとメルカリ以外は使わないこととしました。

 正直言って、不便極まりありません。

 何カ所かを比較して安いところから購入していた比較先がなくなったので、高い買い物をすることにもなるでしょう。

 しかし、これを嫌がって元通りにするということは、日本だけでなく諸外国の企業がウイグルの新疆綿を購入していたり、中国企業と連携を保っていることと同じになってしまいます。

 彼らも、『それが安いから』、『それが便利だから』、『それをやめると別の取引先を探さないといけないので大変だから』という理由で、中国と取引をしているのですから。

でも、これだけで充分なのでしょうか?

 日本は、新疆綿ですら、購入を続けているようですが、購入をやめる企業も出てきたようであります。

 世界の潮流は、新疆綿の排除です。

 でもそれだけでいいのでしょうか?

 奴隷労働、強制労働は恐らくウイグル地区だけだから、ウイグル以外の中国製品は購入して良いと考えている企業、個人も多いようですが、果たしてそれでいいのでしょうか?

 ウイグルの中国共産党だけが悪いのではなく、中央で指揮している中国共産党の指示によって動いているのでしょうから、中国共産党の傘下にいる中国企業を別扱いしていい筈がありません。

 そうではありませんか?

 中国共産党の方針がウイグル人の強制労働であるとしたなら、中共傘下にいる全ての中国企業も、一蓮托生と言うべきでありましょう。どこでその甘い汁を吸っているか分からない、と言うよりは、同じ穴のムジナなのですから。

 中国製品はことごとく、それと分かった時点で排除することでなければならないでしょう。

 例えば、アマゾンから購入する物に、多くの中国製が含まれています。含まれていると言うより、安い物はまず中国製と言っていいでしょう。

 これも排除することにしました(やり方はネットで簡単に検索できます)。高い買い物になってしまうでしょうが、正しい道を歩もうとするなら、『損得より善悪』でなければならないでしょう。

 アマゾン以外での買い物にも、恐らく中国製が含まれていることでしょう。

 これも気がつく限り、排除することとしましょう。

その上で、私たちはどうあるべきなのでしょうか?

 何十億光年もの広さの大宇宙は、小さな小さな原子からできています。

 地球上の何十億人もの人間社会は、一人一人の人間からできています。

 中国共産党が悪い、中国と取引をして暴利をむさぼっている企業が悪いと言いますが、中国製品が安いからと言って製品を買っている人、中国企業と取引をしている会社の製品を購入する人こそ、最も悪いのかもしれません。

 口ではいくら批難していたとしても、行為によってその企業を黙認し擁護し、中国共産党を黙認し擁護し、支えているのですから。

 中国共産党が例えばアメリカやEUの圧力を受けてどう変わるか、日本の企業が国民の声に推されてどう変わっていくかではなく、私たち一人一人が変わっていくことが大事なのではないのでしょうか?

 日本の企業が変わり、中国共産党が変わったとしても、私たち一人一人が変わっていなかったら、その変わらなかった私たち一人一人を核として、また、自己中心の、我利我利亡者の世界が広がっていくかもしれません。

 気づいた一人一人が正しい道を歩む、お金第一主義から脱却する、これこそが、今、正道を歩もうとする者に、最も求められていることではないのでしょうか?

 私たちの歩みの一歩は何十億分の1の小さい一歩かもしれませんが、最も確かな一歩になると確信しています。

 そして、正しい道に方向転換をして、その道を歩み始め、その上で何が正しいか、何が間違っているかをよく判断し、善なる心のままに思い、それを行動に移していくことが大切なんでありましょう。

 最後に、正邪、善悪を正しく見極めることは大事ですが、だからと言って、非難・批判は、決して正しい道ではなく、正しく見ること(正見)でもないことを、今一度、心に思い起こしたいと思います。

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