5センチにも満たない小さな、真夏の突然の来訪者
私の家の庭に、小さな池があります。昨年から飼い始めた金魚が二匹、大きくなって元気に泳ぎ回っています。
八月のある日、その池に、何と小さな亀が一匹入っていました。体長は5cmもありません。
当然、庭の入り口には鍵がありますし、そこそこ高いフェンスもありますので、人が持ってきたとは考えられません。フェンスの下は数センチの隙間がありますので、そこから自分で入ってきたのでしょうか?
小さな亀が歩いてこれるような距離には川や池はありませんので、ご近所に飼われていた亀が逃げ出してきたのかもしれません。それでも小さな亀にとっては大旅行。縁があって来てくれたのかと、さっそく餌を買ってきたり、ネットで亀の飼い方などを調べました。
九月に入ると、太陽の日差しが傾き、池に当たる時間が少なくなってきたので、最初は、大きな鏡に太陽を反射させて、池に当たる時間を長くするように試みましたが、手間もかかるし、日の当たる室内に引越をしないといけないと思い、中古の水槽をオークションで安く入手し、部屋の中で亀を飼うことにしました。
写真は、水槽の中の浮島で日なたぼっこをして、両足を伸ばして完全にリラックスしている様子です。
縁生は、前世の約束事
高橋信次先生は、「私達は両親と親子の約束をし、自分の結婚相手と約束をし、どのような人生を送っていくか、誰と友人となって助け合うか、どのような仕事に就くか、そのような人生の大まかなことを決めてこの世に誕生する」と教えて下さっています。
だから私は、私の両親の元に生まれたのもお互いの約束事であったと、夫や妻ともあの世で約束をしてきた、子供たちともお互い了解の元で親子になったと信じております。
でも、どこまで細かいことを決めてくるのでしょうか?
私は小さい頃に犬を飼いました。結婚してからも犬を飼いました。この二匹の犬は、私の家に来ることを約束していたのではなかったかと思っています。なぜなら、家族の中で私に一番なついてくれた(他の家族も同じことを考えているかもしれませんが・・・)、心の支えでもあったからです。
では、この亀はどうなんでしょう?
こんな小さな亀が私と約束をしてきたのか?
約束をしてきたのかもしれませんが・・・、きっと違うでしょうね。
でも、少なくとも、過去にも何度も何度も私に飼われたことがあるから、そんな深い縁があるから、私のところに迷い込んできたのでしょう。
高橋信次先生は、「全てのことに原因があるから結果が現れる」とお教えいただいています。
この亀が私の前に現れた原因は何か? 何故、私の前に現れてきたのか?
私に何かを教えるために、私に何かを気づかせるために、天上界の光の天使様が私に遣わした伝令ではないでしょうか。
命の大切さを理解しなさいとか、動・植・鉱物と共存して小さくても自分の周囲にユートピアを作り上げなさい、とか。
もう少し、この意味を思考しなければいけないようです。