正しい道を歩んでいないと思える会社の仕事に誘われた友人から相談を受けた

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友人からの相談

 長年一緒に神理の道を歩んでいる友人から相談のメールが来ました。

 この友は、数年前に介護の資格を取り、つい数ヶ月前まで、ある小さな介護会社に勤めておられました。しかし、この会社が、法律で決められた報告書に、虚偽の報告(最低必要人数が足りないで運営しているので、割り増しして報告)をしていて、その書類を作る仕事をさせられていたので、どうしたらいいかと悩んでおられたのです。

 自分が辞めれば会社はやっていけなくなるし、居続けると意志に反した仕事をしなければならない、社長に正しい生き方をしないといけない等と進言しても聞く耳を持っていないということのようでした。

 正しい報告をしたら会社がつぶれてしまう、そして会社を閉鎖する場合は、先に貰っている補助金も返還しなければならず、その補助金を給料の支払い等に先食いしている社長は、返すお金もないということで、「どこでもやっているから」と虚偽の報告を意に介していなかったそうです。

 しかし幸いなことに、探していた求人が集まり、この友人はめでたくその会社を辞めることが出来たのであります。この時は、「正しく生きようと意志すれば、道は開けるのですね」と、喜び合ったものでした。

 しかし暫くすると、その求人で来てくれた方が辞めてしまい、再度、私の友人に勤めて欲しいと要請が来たそうです。人的に大変なことが分かるので、手伝うべきか、関わらない方がいいのか悩んだその末に、私に相談が寄せられたということであります。

私の、友人に対する回答と、私であればどうするか?


 私は、「私には、人様のことに関して、正しい回答が出せるはずはありません。ご自分の善なる心に問い合わせて、その答えに従うべきでしょう」と、お答えをいたしました。

 友人は、「善なる心に問うのですがなんも分かりません。ただ何か知らないのですが、嬉しいような、弾んでいるみたいな、偽我がお給料が増えるぞ、と(笑)」と答えてきました。

 私はその翌日、反省の中で、自分がこの立場だったらどうすべきであろうということを、自分の心に問いかけてみました。

 一瞬にしてその答えが返ってきました。

 「私は今、自分に嘘をつかない、正しい生き方をしようと決心しております。嘘の片棒を担ぐなどということは以ての外です。もし事業主さんが、嘘の報告などしない、正しい報告をして、真っ正直に会社を運営すると仰るなら、悦んで復帰させていただきます。そんなことをしたら会社が潰れてしまう、みんなしていることだから仕方がないんだと仰るなら、そういうことを受け止められる方を探して下さい」、と。

 ひょっとすると事業主さんから恨まれるかもしれません。嫌みを言われるかもしれません。「おまえが会社をつぶした」等と、罵られるかもしれません。

 或いはまた、社長と、どうしたら良いかというような話し合いで、方向性が見つかるかもしれません。でも、その時でも、『正しく生きる』という方向性だけは、譲ることが出来ないでしょう。

 もしお金が必要なら、自分の善なる心が納得する仕事を見つけるべきでしょう。

 正しく生きる人には、道が開けなければなりません。理想論ということではなく、それが本来の、この宇宙の法則でなければなりません。高橋信次先生は、そのようにお教え下さっています。毫も疑うものではありません。

 私であれば、と言う条件付きなので、この答えが友人に当てはまるのか否かはよく分かりませんが、我が友人が、自分の善なる心に正しく判断され、正しい生き方を貫かれること、そしてそういう生き方をすることによって、道が開かれるという体験をされますことをお祈りします。

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