「ほんまでっか!?TV」出演の武田邦彦教授
皆さんは、お笑い芸人“さんま”さんが司会をしておられる「ほんまでっか!?TV」という番組をご存じでしょうか?
その内容や面白さ云々は別問題としまして、その番組にレギュラー解答者として出演しておられる中央大学の武田邦彦教授という方が居られます。
この方は、地球温暖化問題を初め、資源保護問題など、この世の中の出来事で、同教授が理不尽だと思えることに警鐘を鳴らすようなことをしておられるようです。
その警鐘に関しても、どこまでが正しい主張で、そうでない部分もあるのか否かについては、私には判断はつかないのでありますが、批判的な考えの方も居られることは事実のようであります。
同教授は、そのような主張などを、有料のメールマガジン、『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』で、配信しておられるようであります。
先日、ネットニュースで流されたメルマガの記事内容
その有料の、会員専属と思われるメルマガの記事が、何故ネットニュースで取り上げられたのか、経緯はよく分かっておりませんが、次のような記事がネット上を駆けめぐりました。目にされた方も居られるかもしれませんね。
記事自体に記者の主観が入っているので、どこまでが武田教授の文章で、どこからが記者の文章なのかの区切りがつけにくい記事になっているのですが、恐らくここが武田教授の文章だろうという部分だけを下記に掲げます。
『ゴミは家にある何でも良い袋に入れて出して焼却すれば良いのに、
1.指定のゴミ袋を買う
2.分別する
3.特定のものは紐で縛って特定の日に出す
4.分別して出した袋を当番が調べる
5.トラックで集める
6.誰も分別したゴミなど使わないので一緒に焼却する
7.でもそれでは市民に約束したのと違うのでプラスチック類を分けて業者にお金を渡して引き取ってもらう
8.プラスチックを分けたのでカロリーが減ってゴミを焼くときに灯油をかける
9.業者は引き取ったプラスチックは使い道がないので焼却する
という奇妙なことが行われているのです』
何が真実なのか?
全てが全て、全市区町村がやっている筈はないとは思いますが、一部の市区町村に於いてでも真実だとしたら、残念というか、うら悲しいというか、思いもかけないことが書かれていました。
①ペットボトル等のプラスティック類、当然リサイクルするのですから、業者に有料で払い下げるのが筋なのに、逆にお金を渡して引き取って貰っている?
②有料で引き取った業者は、リサイクルすると赤字になるので?、黙って焼却する?
③プラスティックを一般ゴミと一緒に燃やせば、カロリーが高いので燃料は余り要らないが、別にしたので補助燃料の灯油量が大幅に増えている?
どこまでが真実なのか、当然私には分かりませんが、もしこのことが真実であったとしたなら、何と悲しい日本であるか、何と悲しい市区町村であるか、ということになってしまうのではないでしょうか?
当事者は当然のことながら、真実を知っているはずでしょう。真実を知っていながら、その事実を公表しない、知らぬふりをする、それが市町村議会議員を頂点とする役所のあり方でしょうか?
人間が本来持っている「ピッカピカの心」はどこに行ってしまったんでしょうか?
イヤイヤ、まだ、そうだと決まったわけではないから、そんなに悲観することはないのかもしれません。
この世は、沢山たくさんの方々の力(奉仕)によって支えられている
話は変わりますが、我が国の65歳以上の人口は、約35百万人、20歳~65歳の人口は約7千万人、65歳以上の年金を支えている人口は正しく、若者二人で一人の老人を支えていることになっています。
そして尚かつ、現在の老人は平均して、自分が支払った年金額よりも多くの年金を受け取っているようですが、そこに感謝の思いなど、さらさら無いように思うのは、私だけでしょうか?
私たちは、動物・植物・鉱物のお陰で、この肉体を維持することが出来ています。その前提としての太陽とこの地球の大地の存在は、必要不可欠のものでありますが、それと同時に、沢山たくさんの人々のお陰もいただいて、この地球上の生活をさせていただいていることに、気がつくべきでありましょう。
いま住まわせていただいている家も、それを建てて下さる方がいなかったら、住むことは出来ません。いくらお金があったとしても、建てて下さる人がいなかったら、お金なんか何の意味もありません。
食べ物もそうでしょう。米を作って下さる方々、野菜を育てて下さる方々、パンを焼いて下さる方々、自炊するにしてもその道具を作って下さった方々、生活する上での諸々の製品など、それ以外にも数え切れないほどの人々の手によって私たちの生活が成り立っています。
お金がいくらあったとしても、その方々が居られなければ、どれだけ不便な生活になってしまうでしょう。
「彼らもそのことによって生活しているのだから、お互いに五分五分ではないか?」という声も聞こえてきそうですが、考え方によっては仰るとおりでしょう。
でも、そういうことに感謝できない人って、何かうら悲しい、何か寂しい、何か切ない、そんな感じがしませんか?
そしていまの時代に必要な、それが無ければ生きていけない、それを老人たちに年金として供出してくれている若者たち、その方々に、年金生活者は、感謝の心を忘れてしまっているのではないでしょうか? 何十年も積み立ててきたのだから、年金を貰うのは当然の権利だ、として。
でもこれも、先ほどの家や食べ物と同じです。供出して下さる若者たちがいなかったら、何十年積み立ててこようと、何百年積み立ててこようと、いただくことは出来ません。自分が積み立てた分など、遠くの昔に底を突いてしまっているでしょう。
大事なのは、何十年積み立ててきたということもそうですが、それを支えて下さっている方々が存在するということの事実、そこに着目して、感謝の思いを持たなければならないのではないのでしょうか?
全国の老人クラブの皆さんの出番ですよ
話を元に戻しましょう。
現在の日本には、先述のゴミの分別のような理不尽かもしれない状況を解明する手段がありません。ある個人が仕事の関連で、或いは個人的興味の一環で、又はそれ以外の何らかの理由で調査を行い、それをネットや書籍で発表することぐらいしか方法がないというよりは、その程度のことしか行われていないような気がします。
ひょっとすると武田教授も、そのようなお一人なのかもしれません。皆さん、忙しすぎて、そして組織的に一つのことに集中することが出来ないのが現状の社会の姿でしょう。
そこで、こんな提案をしたいと存じます。
全国の市区町村の老人会の皆さん、“出番ですよ!”と。
暇を持て余している皆さん、ゲートボールやウォーキングで時間をつぶしている皆さん、やっとお世話になっている若者たちに、ご恩返しが出来るかもしれませんよ。
役所やゴミ焼却場に足を運んで、事の実態を解明しようではありませんか?
それが結果的に、税金の無駄遣いを抑制し、我々老人の年金を支えてくれている若者への恩返しに繋がるかもしれないのです。
若者たちは、私たちの年金原資を稼ぐために、こんな事に関わってはいられないのです。今こそ、年金生活者の出番です。
全国の年金生活者の老人の皆さん、実態の解明に乗り出しませんか?
ゴミ分別の実体解明のまとめ
「風が吹けば桶屋が儲かる」ような展開になってしまいましたが、それはさておき、このブログの読者は悲しいかな、現在、一日数名から20名程度です。恐らく老人の方は一人も居られないかもしれません。
でももし、このブログを見られた若者の皆さんの身近に、暇を持て余している老人が居られたら、このことを話題に出していただけませんか?
ヒョッとすると、喜々として、実体解明に乗り出されるかもしれません。
そしてこのゴミの分別だけでなく、市区町村がキチンとした税金の使い方をしているかどうか、そのお目付役を各地の老人会の皆さんがされると、行政も姿勢を正すでしょうし、暇を持て余す老人の生き甲斐にも成るでしょうから、一石二鳥かもしれませんね。
でも一つだけ心がけていただきたいことがあります。それは、決して警察官や裁判官にはならないようにすることであります。事実を解明する科学者であって下さるようにお願いいたします。
良いことをしようとするのに、恩返しをしようとするのに、悪事を暴いたり、非難・批判をしたり、裁いたりすることは、一見痛快で心が晴れ晴れとなるような気もするかもしれませんが、その実、自分の心を暗く黒く貶めてしまうものであります。
事実が判明したら、役所に事実を公表して間違いは改めるように促すことも良いでしょう。
ネットで真実を公表することも良いでしょう。それが広がれば自ずと役所は姿勢を変えるでしょうから。
貴方の町の議員にこの”事実を伝え、是正を促すことも良いでしょう。議員は間違いなく、次の選挙がありますので、必死になって動き回ってくれることでしょう。
貴方はただ、事実を解明すること、それだけで十分なのです。率先して、自身のピッカピカの心を汚すことはないと思います。
“風が吹けば桶屋が儲かる” さあ、もう風は吹きました。桶屋の老人の出番ですよ。
補足:風が吹けば桶屋が儲かる・・・のは何故?(昔の話)
風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなる。
目を病んだせいで失明すれば、音楽で生計を立てようとするから、三味線を習う人が増える。
そうすると、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。
そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。
鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、結果的に桶屋が儲かることになる。